【北京五輪】フィギアスケート競技後のマスクはどこの?酸欠もトレーニングのうち!

北京オリンピックのフィギアスケートで、日本人選手たちが、
競技直後のキス・アンド・クライに入る前にマスクを要求する選手たちの姿が印象的です。
得点を待つ間、選手たちは肩で息をしつつ、マスクが呼吸のたびに口に張り付いて、
観ているこちらのほうが苦しくなってきます。
ただの不織布マスクじゃない性能の良さそうなあのマスクは一体どこのものなのでしょう。
宇野昌磨選手、鍵山優馬選手も着けていたので日本チームに配布されたものなのかもしれませんね。
だとしたら、羽生結弦選手や坂本花織選手も使うことになりそうです。
どこのマスクでどんな性能なのか調べてみました。

フィギアスケート競技直後にマスクをさがす選手たち


gorin.jpより マスクは?のジェスチャー

相変わらずの感染症対策下でのオリンピック開催で、
冬季五輪の花形フィギアスケートでも観客席はガラガラ。
試合後にリンクに花やプレゼントを投げるのも禁止。
試合後のリンクサイドにも選手の周りに人はいません。
リンクから上がってスケート靴のカバーを付けた直後、
声を出すのもはばかられるのか、ジェスチャーでマスクはどこ?と
マスクを探す選手たち。
一瞬たりともマスク無しでは呼吸できないみたいな様子です。
まあね。
毎日のPCR検査で陽性が出たら症状のあるなし関係なく一撃で退場。
これまでの努力が水の泡となるわけですから、
神経質になるのも無理もないし、
周囲の人間だって気を遣って神経をすり減らすようでしょう。
にしたって、競技直後の息が上がってる状態のマスク姿は本当に観ているのも辛い。
もはやスポーツでは恒例の景色になりつつあり、皆さん慣れましたかね。
自分でも駅の階段マスクで上がっただけでも辛くて、辛くて、
マスクをずらしてしまうくらいなので、(田舎で誰も周囲にいないからですよ)
気の毒になってしまいます。
苦しいだろうなあ。

マスクは最高性能のKN95!


Instagramより
それにしても立体的で隙間もなさそうだし、
防護性能は良さそうに見えますよねこのマスク。
ほっぺのところに「KN95」って書いてあります。
調べてみるとこれ

KN95は中国の規格GB2626-2006に準じて作られたマスクです。
フィルタ性能的にはN95と同等の基準をクリアしたマスクになります。
(試験粒子(0.3㎛)以 上を95%捕集)

アズワンより

布マスク、サージカルマスク(3層不織布マスク)、と比べて、
最もウィルスの飛び出し防止と吸い込み防止の効果が高いマスクです。
アメリカの企画はN95で史上に出回る数が少なく、高価ですが、
KN95は同等の品質でありながら大量生産により価格が抑えられていて、
コスパ最高の商品だそうです。

キス・アンド・クライでは酸欠気味


gorin.jpより マスクが張り付いて苦しそう
流石に競技直後のキス・アンド・クライは汗だくだし、
呼吸も苦しいですよね。
今までいろんなスポーツでもみた光景で、
その度に視聴者からは「気の毒」「必要?」と声が上がりますが、
選手たちは案外対して苦痛に思っていないのかもしれません。
2月1日の公開練習で、ネイサン・チェンは一度もマスクを外さずに練習しました。
これに対し、

北京でのチェン選手は、練習中一度もマスクを外しませんが「後悔するよりも安全を優先したい」、マスクを着けての練習も「慣れた」と話しました。

0テレニュースより

そっか。慣れたか。
安全が優先ですものね。そりゃそうだ。
それにスポーツ選手ってわざわざ酸素の少ないところでトレーニングしたりするんでした。
酸欠もトレーニングのうちってか。

トレーニング用に息がしづらいマスクも


東洋経済より
感染症が流行する前の2018年の平昌オリンピックで、
トレーニング用の息がしづらいマスクの配布があったことを知っていましたか?

マスク「bo―bi(ボービ)カロリー」はメッシュ製造会社「くればぁ」(愛知県豊橋市)が開発。あえて呼吸に負荷をかけるよう異なる機能を持つフィルターを10層重ねた。「呼吸筋や腹筋などを刺激し、カロリー消費を増大させることが期待できる」と話す。大学の研究機関の実験では、マスク装着前のカロリー消費量が8時間で約100キロカロリーだったのに対し、マスク装着後は3倍。肺活量も倍増した。
同社は平昌五輪に向け、日本スケート連盟とオフィシャルサプライヤー契約を結んだ。250枚のマスクを提供し、スピード、フィギュア、ショートトラックの代表選手らが着用するという。

朝日新聞デジタルより

このマスクはすごい高性能のマスクなのです。

「bo-bi」のオーダーメイドマスクはいかがでしょうか。こちらは鼻の横幅、高さ、あご下や耳たぶまでの距離など、5箇所を採寸することで、自分の顔のサイズにぴったり合ったマスクを製作してくれるのです。
機能面でも、10層のフィルターから作られており、花粉、PM2.5、菌、ウイルス飛沫を99%カットするなど極めて優秀。何より、フィットすることで隙間からの侵入をより防ぎやすくなります。また、特殊なフィルター技術を採用しているため、ムレたりしづらく、呼吸も快適。メガネが曇りにくいのもうれしい。専用のケースが付き、型崩れせず持ち運べるだけでなく、そのケースが洗濯ネットがわりになり、そのまま洗濯機に入れられるというのも便利。約100回の洗濯が可能(※ 2)なんです。

LEONより

今回もこっちがよかったんじゃないの?
なんで大量生産のマスクになってしまったんでしょう。
前回のオリンピックの後、羽生結弦選手が着用していたとしてオーダー品への注文が殺到。
現在オンラインショップで取り扱いがありますが、注文から1〜2ヶ月かかるようです。
花粉症にもおすすめだそうですよ。
「bo-bi」はこなかなかの高額商品ですが、洗って100回つかえるし、
その後はフィルター交換もできるので、ゴミが出なくてサスティナブルです。
今回こちらにしなかった理由は、

  • 人気商品過ぎて確保できなかった
  • 経費がかかりすぎる

前回用意できたと思うと、オーダーができなかったのかもしれません。
トレーニング用なら1枚支給でも足りますが、
ずっとしてるなら1枚ってわけにもいかないですものね。

まとめ

競技直後のマスクに苦しそうで気の毒だと感じていましたが、
選手にとっては
酸欠もトレーニングのうち
みたいなものだということがわかりました。
それよりも平昌オリンピックで超高額の高性能マスクが配られたのに、
北京ではむしろ価格も性能もランクダウンしたマスクになってしまった事実に
衝撃を受けてしまいました。
なんだかなー!!
なにはともあれ、選手のみなさんが無事に競技ができますように。
応援するのも楽しみにしています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。