神田沙也加さんの死の直前に前山剛久さんが
「死ね」と暴言を吐いていた音声のデータが、週刊文集より公開されました。
内容はかなり辛辣で、神田沙也加さん、ご両親の気持ちを思うと言葉になりません。
また、前山剛久さんが現在どんな気持ちでいるのかと思うと、
胸が痛みます。
ネットの誹謗中傷や、恋人間での喧嘩の際に使ってしまいがちな「死ね」という言葉が、
どんな結果をもたらすのか、これを機に考えてみましょう。
前山剛久の神田沙也加自殺教唆容疑
前山剛久さんは神田沙也加さんの死後、
「将来を見据えた交際をしていた」ことを発表し、
恋人の突然の死にショックを受け、憔悴のあまり家族が目が離せないような状態と言われていました。
前山剛久さんは、裕福なお家に生まれ育ち、大きな挫折もなく、
自身の努力によって仕事を切らすことなくこれまで俳優の道を歩んできました。
奢ることなく謙虚で真摯に役に向き合う姿は誰もが認める好青年だったのは事実だと思います。
そんな前田剛久さんがなぜ?
という思いを、すべてのファンや、彼を知る人物は抱くに違いありません。
神田沙也加さんとの相性が悪かったんでしょうよ。
相手が違えばそうはならなかったでしょうに。
神田沙也加さんがメンヘラだったとか、悪かったとか言うことを言いたいわけではありません。
神田沙也加さんも相手が違えばそうはならなかったでしょう。
2人の関係はこじれてしまいました。
#前山剛久
#神田沙也加
これはやばい…本当なら前山って奴、もうダメだね。松田聖子と神田正輝の一人娘を自殺に追いやったんだよ?私も元彼から「死ねば良いのに」とか散々暴言吐かれた時、本当に私なんて死ねばいいんだ、って思ってたから、許せない。言葉の暴力で、人は死ぬんだよ? pic.twitter.com/Rs6DWpT4Cd— セプテンバー (@radaska92) January 5, 2022
「言葉の暴力」
本当にそう。
沙也加さんのショックが目に浮かびます。
好きな人からこんなふうに言われるのは辛い。
「めんどくさい」って言われるのも辛いのに、「死ね」って。
しかも、「みんな望んでる」なんて言い方はあんまりです。
この言葉に絶望したのでしょうね。
相手を究極に追い詰める言い方です。
「みんな」を使って、彼女の人格を否定する。
冷静に考えればそんなことはありえないのに。
残念でなりません。
自殺教唆の罪を免れるのは難しい?
自殺教唆罪は刑法202条に規定され、
自殺教唆とは、自殺の意思のない者に対し、自殺を決意させることです。自殺を決意させる方法に限定はありません。横浜ロード法律事務所より
今回前山剛久さんが神田沙也加さんに
- 繰り返し
- 面と向かって
- 「みんな」も喜ぶとして
「死ね」「死んだほうがいい」
と言ったことによって、
自殺を決意し、自殺してしまったのだとしたら、
自殺教唆の罪に問われる可能性が高いです。
神田沙也加さんが何も遺さずに亡くなったのであれば、
関連性が認められず、成立しない可能性もありました。
ただ、神田沙也加さんは前山剛久さんとの関係に悩み、
証拠集めとも取れるデータを遺しています。
- 自殺教唆している音声データ
- 前山剛久さんあての遺書
週刊文集の発表を信じるとすれば、それらが存在します。
神田沙也加さんは悩みを相談していた親友に、
- LINEのやり取りや、喧嘩の内容を送信
していたともいわれています。
これらはみな、証拠として十分なものになります。
文集の記事が本当であるかはわかりませんが、それは今後明らかになります。
本当ならば起訴されるでしょうし、
嘘ならば文集も訴えられるでしょう。
神田沙也加さんはどんな気持ちで証拠集めをしていたのでしょう。
いつか一矢報いてやろうと思っていたからなのでしょうに、
死んでしまったらなんにもならないのに。
命をかけてまで復讐したかったのでしょうか。
そこまで思い詰める前に、離れてしまえば済むことです。
恋人や、たとえ夫婦の間で逃れられないと思っても、
命を失うことを思えば、どうにでもなることがたくさんあります。
絶対に死んだらだめです。
隣のおばさんに助けを求めてください。まじで。
■「日本いのちの電話」 ナビダイヤル:0570-783-556(午前10時~午後10時) フリーダイヤル:0120-783-556(毎日・午後4時~午後9時/毎月10日・午前8時~翌日午前8時)
過去の自殺教唆事例
2014年2月
”慶応大学3年の男子(21)が、交際相手の女性(21)を自殺させたとして逮捕”されました。
スマートフォンの「LINE(ライン)」で、「お願いだから死んでくれ」「手首切るより飛び降りれば死ねるじゃん」などと計7回のメッセージを送ったとしている。
Yahooニュースより
ただし、この容疑者は、逮捕から3日後「勾留請求却下」により釈放されています。
裁判所が、彼の勾留を認めなかったということで、無実だったということになります。
実際には彼らは「キャラ設定」交際をしており、SMプレイの一貫として暴力や言葉責めを楽しんでいたとか、
相手の女性が日常的にリストカットなどをしていたかなりのメンヘラだったため、
彼のメッセージが原因とは認められないとされたとの報道もありました。
あとは慶大生のつけた弁護士がかなり優秀だったとも言えます。
実際に判決が出た事例は、
昭和29年6月30日 広島高等裁判所判決
”夫が妻の浮気を疑い執拗に虐待し、妻を自殺させたとして自殺教唆罪が成立”
夫はその妻に不倫関係があると邪推し、妻に対し連日の如く常軌を逸した虐待、暴行を加え、妻に強要して不倫を認めるか、自殺するかを記載した書面を書かせるなどし、妻の自殺を予見しながら執拗に肉体的精神的圧迫を繰り返し、妻はこれが原因で遂に自殺を決意し自殺するに至つた
横浜ロード法律事務所より
この県に関しては夫の暴行虐待が、脅迫になり殺人罪も問われましたが、
裁判所は「妻の意思の自由を奪うほどではない」として自殺教唆罪にとどまったという経緯があります。
自殺教唆にしては重い方という判断。
証拠は十分でも逮捕はしない?
ツイッターより
前山剛久さんと神田沙也加さんは、いくら役者同士とは言え
「キャラ設定交際」や「SMプレイ」ではないでしょうが、
「常軌を逸した暴行や虐待」があったとも言えません。
自殺教唆は方法は問わないので、
暴行がなくても、言葉の暴力があれば十分。
LINEのやり取りでも、逮捕されると思えば、面と向かって言った分悪質。
神田沙也加さんが「そんなひどいこと言わないで」
と涙ながらに訴えているにも関わらず、畳み掛けるように暴言を浴びせ続けるというのは、やっぱり
彼女にそれが原因で自殺を決意させたと言われてしまうような気がします。
ただ、逮捕されるかというと、前山剛久さんが精神的に不安定あることや、
逃亡の可能性が低く、操作に協力的であれば在宅のまま捜査が行われる可能性があります。
在宅になる条件は
- 逃亡の可能性がない
- 証拠隠滅の恐れがない
ですが、どちらも当てはまります。
だって有名人なので逃げられないし、
証拠もすでに流出しまくりです。
刑事事件の弁護士アトムより
書類送検→起訴→裁判の可能性もあるので、
今後は逮捕されるかだけでなく、送検される可能性も同じでははないでしょうか。
「死ね」って言わないで
神田沙也加さんが前山さんとのやり取りの中で何度も口にしていた
「死ねって言わないで」
今どき「死ね」ってセリフは漫才師もいうし、
インターネットの世界では本当にありふれて使われています。
ゲームしている子どもたちなんて連呼しててドキッとしてしまったり。
イマドキ、「死ね」って言う言葉に本当に相手に死を命じる意味はないのでしょうが、
やっぱりもう一度この言葉を使うことを考えなければいけない。
ネットの誹謗中傷で自殺してしまったタレントさんへの書き込みもおなじだし、
今回の件で前山剛久さんに対しても「死ね」って言っている人がいます。
だめですよ!本当に!!
沙也加さんの言葉を心に留めてください
「死ねって言わないで」
誰に対しても言ってはいけない言葉です。
みんな、落ち着こう。神田沙也加さんのことでも痛感してるでしょう。『言葉は刃物』…神田沙也加さんを苦しめたやり方で染まっちゃいけない。罰ならきっと受けるだろうから、だから、今はじっと悲しみに寄り添おうよ。 #神田沙也加 #前山剛久 #小島みゆ
— A (@pk02_mon) January 5, 2022
まとめ
過去の事例から思うに前山剛久さんが自殺教唆の容疑がかけられているのは確実でしょう。
前山剛久さん側はすでに弁護士に相談もしていると思われます。
逮捕されずに在宅のまま起訴される可能性も高いですが、
罪を免れることは難しいかもしれません。