男性の妊娠は本当に可能!実際に産んだ人はどうして?

斎藤工が妊夫となるNexfrixのドラマ
「ヒヤマケンタロウの妊娠」が話題ですね
ビジュアル的にも衝撃的ですが
男性の妊娠は本当に可能なのでしょうか
当たり前にフィクションだと思っていますが
調べてみると実際に産んだ人がいる!!
どういう理屈で妊娠が可能なのでしょうか
興味本位ですが調べてみました

スポンサードリンク

男性妊娠!?

男性妊娠はフィクション
実際の世界では起きないこととして
フィクションの世界では
コメディーとして存在します
フィクションの世界では
その理屈はどうなっていたでしょう

アーノルドシュワルツネッガー主演の
ハリウッド映画の『ジュニア』


映画.comより
1994年
ハリウッドでシュワちゃんが大活躍だった時代
アクションからコメディまで日本でも大人気でしたね
この映画の設定は
二人の科学者が流産しない新薬を作り
「絶対流産しないなら男でも妊娠できるはず!」
という理屈で
科学者のうちの一人の腹膜に受精卵を移植します
いわゆる子宮外妊娠ということになるのかな?
子宮外妊娠は本来ものすごい危険な妊娠です
子宮以外の組織に受精卵が着床すると
そこに胎盤を作ろうとしますが
子宮じゃないところに胎盤なんかできたら
えらいことです
強烈な痛みと大量出血のリスクで
妊娠の継続はできません
絶対に産めない
なのでその辺がファンタジー
ホルモン注射でなんとかなるレベルではないんですけどね
お話の肝はそこではなく
その後のストーリーがとてもおもしろい作品なので
そこはあまり突っ込んではいけません

「ヒヤマケンタロウの妊娠」


Netflixより
このお話の設定は
「男性が妊娠するようになって10年後の世界」
いきなり持っていきました
まずそういう設定の世界の話です
未来の話
人類がそのように進化する可能性だって
ないとは言えないですものね

  • 男性が女性の1/10の確率で
    自然妊娠する
  • 男性妊娠のメカニズムは解明されていない
  • 男性に産道はないので100%帝王切開で出産
  • 男女のカップルでしか妊娠しない

『ジュニア』よりも現実離れした設定なのは
漫画が原作だからでしょうか
それはそれでお話は楽しめちゃうところが
人間の脳は柔軟だなあと思うところ
すごく面白そうです

みたいですね

男性の妊娠は本当に可能!

ジュニアの公開から20年近く経って
流産しない新薬も
腹膜で妊娠出産する方法も
確立されていませんが
別の方法で男性の妊娠は可能になってきました
妊娠できるように進化した男性がでてきたわけではなく
遺伝子組み換えが進んだわけでもなく
はたまたIPSで人工子宮ができたわけでもありません
進んだのは
子宮移植
臓器移植の技術です
マネー現代の記事

遺伝的な「男性」も妊娠可能か…? 「子宮移植」にまつわる倫理的な難しさ

によると

生まれつき子宮のない病気(ロキタンスキー症候群など)やガン手術で子宮を失った女性に対して、子宮を移植して妊娠や出産を可能とする医療技術

マネー現代より

子宮移植は妊娠出産のために行われるので
ゴールは出産まで至ること
2014年に世界で初めて成功して以来
2021年3月までに40例で成功しています
お産については多分帝王切開になるでしょう
ただしこれはすべて女性への移植です
男性の体で生まれたトランスジェンダー女性のニーズは高く
トランス女性の94%が子宮移植によりこどもを持つことを希望しているそうです
技術的には可能になった子宮移植ですが
現在は倫理的な問題で行われてはいません
生殖に関わる部分は神の領域ですからね
人間がどこまでやっていいのかと
ためらう気持ちは正常ではありますが
性の多様性を認める現代の価値観の中で
トランス女性の体を遺伝的な女性の体に近づけてあげたいという
欲求もまた正常です
技術的に問題ないとはいっても
移植した子宮と連結する血管の確保や
形成された膣との接合が可能なのかは
しばらく試行錯誤が必要になると思いますが
移植が解禁されるのも
移植が解禁されてから
成功するのも
時間の問題
ですね

スポンサードリンク

実際に産んだ人はどうして?


では実際に産んだ人はどうやって産んだのでしょう
妊娠には子宮が必要
この原則は変わりません
つまり
自分の子宮で出産した男性です

  • 女性の体で生まれたトランス男性
  • 両方の性器を持つ半陰陽の男性

です

女性の体で生まれたトランス男性

文章にするとややこしくなるのですが
性転換して男性に性別を変えても
女性器を残してある人がいます
それは自分が女性を妊娠させることができない以上
自分の子供がほしければ
自分で産むしかないと考えるからでしょうか
でもこれは精神的な負担が大きいですよね
自分の体が女性であることに違和感をずっと感じて生きてきて
性転換することにより
やっと男性として生きることができるようになったのに
それでもこどもを授かったことの喜びのほうが大きいのでしょうか

トランス男性

男性なのに自分でこどもを妊娠出産できる
こんな経験ができる男性なんてなかなかいない!
なんて自分は幸せなんだ!!
と思えたら

素敵です
こどもができると
本当に神様の贈り物というか
生命の神秘に感動することになります
唯一無二の経験を経て
自己肯定感も爆上がりするような気もしますね
上記の物語の主人公のような
ファンタジーを経験できる
希少な存在であることは間違いありません
女性器を持つトランス男性が妊娠する場合
相手は男性であれば自然妊娠が可能です
性的指向はゲイということですね
相手がトランス女性の場合も
男性器を残していれば自然妊娠が可能です
性的指向はノーマル
相手がシス女性の場合は
残念ながら妊娠ができません
卵子と卵子から受精卵を作る技術は
2017年にマウスでは成功しています
ヒトでは今年の9月に京大で
卵子から取ったES細胞で
精子肝細胞を作ることに成功しましたが
まだまだ絵に書いた餅です
でもいつかは同性同士の遺伝的なこどもを
作る事ができるようになるのでしょうね
精子バンクがいらなくなる時代が来ますよ

両方の性器を持つ半陰陽の男性

「半陰陽」は、男女両方の性腺をもつものや外性器の性別が曖昧な真性半陰陽、もしくは外性器が性腺の性と異なる仮性半陰陽(精巣組織に女性様性器を有する男性仮性半陰陽、卵巣組織に男性様性器を有する女性仮性半陰陽)を指す言葉である。

Wikipediaより

半陰陽についてわかりやすく説明しようと思っても
本当に難しくて
諦めました
心と身体が一致しないだけでもややこしいのですが
体の性がはっきりしないのが半陰陽で
心の性はもう本人が自認するまでわからないんですよね
どこかの時点で
男として生きるか女として生きるか決めて
決めたせいにあうように形成手術をしていくそう
なので戸籍上も性別留保という形を取ることもできるのですが
外性器の見た目や親の希望とかで
どちらかに決められて大変な思いをする人がたくさんいる
という悲しい話をきいたことがあり
とにかく難しい
半陰陽の妊娠はまれとされていますが
実際には妊娠出産した人もいます
ただ私が見つけたのは性自認が女性の人

  • 半陰陽で
  • 性自認が男性で
  • 自分の体を受け入れて手術しない
  • 妊娠出産した

という例を見つけることはできませんでした

スポンサードリンク

まとめ

男性が妊娠できる!
我が息子が小さい時
〇〇君と結婚する〜
〇〇君のこどもを作る〜
と言っていて
「君が大きくなる頃には
できるかもね」
と答えたのですが
「けっこんは」と思ったけど
「こどもは・・・どうかな?」とおもったんです
「男同士ではできないよ」
と答えなくて良かった〜
今の常識が未来の常識ではないと思ったほうがいい
いろんなことが認められて
お互いが尊重しあって
みんなが幸せな世界になれば
何だっていいですよね
本当にそう思います
最後までお読みくださり
ありがとうございました
赤ちゃんは男性のおっぱいも出れば吸いますよね↓