GAKCTの神経系疾患は多発性硬化症なのか検証!新たな症状と治療法が公表で判明!?

2021年の9月から病気療養中のGACKT。
一時は意識不明の重体で、回復後も声帯の以上により活動休止。
マレーシアにて病気療養中とされていました。
2022年5月16日に突如、
日本国内、九州の再生医療センターが、ガクトの治療を引き継いでいると公表。
活動再開が近いとの嬉しいニュースも混じっていましたが、
新たな症状と治療が公表されたことにより、ガクトの病名がわかるのではないかと思い、
かつて、予想されていた多発性硬化症の可能性が高く、
検証してみました。

GACKTの神経疾患は多発性硬化症と予想


朱セルクリニックプレスリリースより
2021年9月8日
所属事務所は「GACKT活動休止のご報告」と題して、
幼少期からの病気の悪化と経緯について報告しました。

GACKTの活動を《無期限休⽌》とさせて頂きます。
苦渋の決断となりましたがこの⽅針は、
医師、GACKT本⼈、海外側のエージェントと弊社の協議の上で決定しました。
経緯としましては、
8⽉6⽇帰国後、
GACKTから「体調が悪い」と連絡を受けた後、
しばらくして容態が急変。
幼少から の神経系疾患がきっかけとなり、
⼀時は命にも関わる状態に陥りました。
体調が悪化した状況が数週間続きましたが、
体重は10kgほど落ちたものの現在の容態は安定しております。
しかし、重度の発声障害が併発し
現段階では声を発する仕事の続⾏は不可能と
医師からの判断がござ いました。
また主治医がいる海外に戻り、
持病及び発声障害に関する精密検査をした後、
活動再開に向けて治療に専念する予定です 。

GACKTオフィシャルサイトより

 
午前4時の発表を受けて、同日の朝の情報番組「めざまし8」(フジテレビ系8:00〜)で、
酒井内科・神経内科クリニックの酒井宏一郎院長

  • 多発性硬化症
  • 重症筋無力症

という2つの病気の可能性を示唆していました。
ネット上では
「子供の頃からたびたび起きる発作」ということで
てんかん
と疑う声も出ていましたが、
やはり専門家の着眼点は全然違いましたね。
さすがです。

多発性硬化症とは

多発性硬化症については
多発性硬化症.JPというサイトがわかりやすく紹介してくれています。

多発性硬化症(MS)は脳や脊髄、視神経のあちらこちらに病巣ができ、様々な症状が現れるようになる病気です。MSになると多くの場合、症状が出る「再発」と、症状が治まる「寛解」を繰り返します。

多発性硬化症(MS)では、神経細胞の軸索を覆っている「ミエリン」が障害(脱髄)されます


原因として、「自己免疫」が関係していると考えられています。
症状は、ミエリンが障害(脱髄)されている部位によって異なるため、患者さんによって様々です。
また、同じ患者さんでも、毎回同じ症状が出るとは限りません。
症状が急に出ている再発期の治療には、ミエリンで起こっている炎症をしずめ、症状を速やかに抑えることが大切です。
このため、ステロイド剤を点滴注射する「ステロイドパルス療法」が主に行われます。
寛解期の治療、感覚の異常や痛み、脱力、うつなどの症状を和らげるために、それぞれの症状に応じたお薬などを使います
多くの場合、症状が急に出たり(再発)、治まったり(寛解)を繰り返す「再発寛解」(RRMS) の経過をたどります。

原因は(独)国立精神・神経医療研究センター 神経研究所には
”現在ではMSが自己免疫疾患であることが確実”
だそうです。
症状はミエリンの脱髄が起きる場所がどこかによるということは、
どこに神経症状が出てもおかしくないということになります。

多発性硬化症とGACKT の症状を比較

GACKTの病気の情報をまとめると

  • 幼少期からたびたび発作を起こしている
  • 神経疾患
  • 数週間の体調悪化で著しい体重減少と命の危険を引き起こす
  • 重度の発声障害

この時点でのGACKTの症状が多発性硬化症だとして矛盾はないように思います。
ところが、
さらに2022年5月16日に公表されたのは

アーティスト「GACKT」様の治療経緯につきまして、昨年8月に原因不明の体調不良に陥り、昨年9月より海外で治療をしておられましたが、その海外の医療機関を通しまして、当施設に相談があり、昨年末より日本国内での治療を引き継いでおります。
当施設では、提携医療機関と連携を行い医療チームを構築し、アーティストGACKT様の病状についての精密検査と治療を行って参りました。その結果、発声障害については通常治療で回復してきましたが、神経系疾患による免疫不全において全身皮膚炎や脱毛症が進行しており、当施設では当該治療にあたりご本人自身の細胞を用いた幹細胞治療とリハビリを開始しております。
(GACKT様の病状について)
・自己免疫の異常による免疫低下に伴う肝機能障害ならびに呼吸機能低下
・免疫低下による全身皮膚炎及び脱毛症
・上記に伴う発熱及び疼痛、並びに声帯機能の低下

九州再生医療センター 医療法人香華会 朱セルクリニックプレスリリースより

ここでは

  • 原因不明の体調不良

としています。
今まで診断されていた疾患では説明がつかない別の疾患が示唆されています。

  • 発声障害は通常治療で回復

ここまでは神経疾患として問題がない範囲でしたが、

  • 免疫不全
  • 肝機能障害
  • 呼吸機能低下

となると、もはや多発性硬化症の症状とは言えません
さらにGACKTの病気は寒いと悪化するようですが、
多発性硬化症では暑さで悪化することの方が多いようです。
ややこしいのは現在では多発性硬化症は自己免疫疾患とされているので、
根本原因は自己免疫疾患であり、
それにより神経疾患や免疫不全が引き起こされた。
ということが明らかになったのではないでしょうか。
今回の件で、思わず医者が
原因不明の体調不良といいたくなるのは、
免疫不全というかなり重篤な症状を引き起こしたこと。

多発性硬化症を同様の症状を引き起こす他の病気としては、

  • エイズ
  • HTLV-1関連脊髄症
  • 血管炎
  • 頸部の関節炎
  • ギラン-バレー症候群
  • 遺伝性運動失調症
  • 全身性エリテマトーデス
  • ライム病
  • 椎間板の破裂
  • 梅毒
  • 脊髄の嚢胞(脊髄空洞症)

MSDマニュアル家庭版

ここに挙げられているどの疾患も、
一つではGACKTの症状に合致するものはありません。
例えばエイズは重篤な免疫不全を引き起こしますが、
幼少期から繰り返し発作を起こしたりはしません。
全身性エリテマトーデスは内臓や皮膚に炎症を起こしますが、
ほとんどが女性で顔に特徴的な紅斑が出ますし、
そもそも神経系疾患とはされません。
いくつかの病気が複雑に相関していて、
はっきりしない部分もありそうです。
自己免疫性の神経疾患はほとんどすべてが難病指定されているので、
まだまだ解っていない部分も多く、
GACKTは新しい治療を試しているのでしょうか?

GACKTの現在

ファンの皆様ならびに関係者の皆様には大変ご心配をお掛けしましたが、
これまでの海外での療養に加えて日本でも治療を開始している事もありGACKTは順調に回復し体力も戻ってきており、
エージェント事務所としましては当該医療機関の主治医ならびにGACKT本人と協議を行った上で
病状の回復状況に合わせて年内に芸能活動を徐々に再開させて参ります。
GACKT本人は日常生活に支障がないくらいに回復しており、徐々に仕事への復帰をしてまいります。

2022年5月16日GACKTオフィシャルサイトより

一時は免疫不全による重体だったGACKTが、
現在は日常生活が支障がないくらいに回復したというのは、
本当に奇跡みたいにすごいことですよね。
それだけでもすごいのに、仕事復帰ができるだなんてすごすぎます。
GACKTのことですから、
いかにも病み上がりに見える状態でファンの前に姿を表すとは思えません。
いや、病み上がりの自然な姿を晒すことも、
何も問題はありませんし、
生きているだけで素晴らしいということを示すには十分と思いますよ。
どんな形にせよ、GACKTの姿を再び目にすることができたなら、
それは奇跡みたいに素晴らしいことに違いありません。

まとめ

GACKTが幼少期から患っている神経疾患とは
多発性硬化症だとしても今までのところ矛盾はありません。
ただ、それは単純な神経系疾患ではなく、
難病指定されているような病気であり、
自己免疫疾患としての面も強く示唆されることになりました。
GACKTがややこしい困難な病気と戦っているというのは明らかです。
生き様から様々なメッセージを発信してくれるGACKTから
目が離せません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。