映画のような逃亡劇から12月で2年になる
カルロス・ゴーンのドキュメンタリー
『カルロス・ゴーン 最後のフライト』が
9月27日より動画配信サービス「U-NEXT」で独占配信されるという
あの事件は本当にすごい事件でしたね〜
あんなお金持ちで世界的に成功している人物を
逮捕し、交流した日本の警察にも
あれだけの会社の危機を救ってくれた救世主を
告発したNISSANも
監視下にあった自宅から
飛行機により国外への逃亡も
全部全部すごい衝撃でした
すべてのスケールがでか過ぎて
フィクションにしか思えなかったし
映画のようでした
あの事件
あれで終わってないんだっけ?
さらっとおさらいしときましょうか
カルロス・ゴーンの罪は特別背任罪
ニューズウィークより
生年月日:1954年3月9日(67歳)
出身地:ブラジル
民族:レバノン人
国籍:フランス・ブラジル・レバノン
カルロス・ゴーンは日本で初めて
外国人経営者として藍綬褒章を受章し
企業改革経営者内閣総理大臣表彰もうけているほど
日本の経済に貢献した人ですよ!
カルロス・ゴーンの逮捕は一度じゃありませんでした
2018年11月19日
一度目の逮捕
東京拘置所で勾留生活が始まる
有価証券報告書に実際の報酬よりも少ない額を記載していた
(金融取引法違反)
容疑で逮捕・勾留
ここが日本の司法制度の恐ろしいところ
容疑の段階で罪が確定していないにもかかわらず
勾留されてしまう
あんなセレブな生活から
(どんなかよく知らんが)
拘置所ですからね
耐え難い屈辱ですよね
勾留されてから
金融取引法違反で2回起訴され
更に会社法違反(特別背任罪)
- 私的な投資で生じた損失を日産に付け替えて損害を与えた容疑
- 自己の利益を得るために不正な支出を行い日産に損害を与えた容疑
でも再逮捕(3回め)されます
再三保釈請求をしますが
証拠を隠蔽する可能があるとして
認められず
年をまたいで勾留されます
家族を大切にしているカルロス・ゴーンにとって
クリスマスの時期に年をまたいで勾留されるということは
どれだけ苦痛だったか
そしてやっと保釈請求が認められ
10億円の保釈金を払い
2019年3月6日釈放
と思いきや
4月4日特別背任罪で新たな容疑で再逮捕(4回目)・勾留されます
キレるよね〜
流石にこれはあんまりだと思いましたよ
日本の司法制度の問題というのは
映画「それでもボクはやっていない」や
ホリエモンなんかも問題提起されていて
普通に日本人でも本当に人権侵害にあたるし
容疑の段階で勾留されるのは
まずいですよね
しかも釈放に多額の資金がいる
まだ有罪でもないのに
罰金刑や禁固刑を受けるようなもので
本当にマズイ制度です
これを世界の富豪
世界の有力者カルロス・ゴーンにしたりして
NISSANも日本も
ただじゃすまないんじゃないかと
みているこちらがハラハラしたものです
4月25日再び保釈金5億円を支払い
釈放
その時ホッとしたのは私だけですかね
でもまさかその後起きることは想像していませんでした
2019年の年末12月31日に
関西国際空港からプライベートジェットにて
レバノンへ密出国(逃亡)しました
自宅にはカメラがあって
警察の監視下にあると言われていたのに
2020年のお正月のニュースはこれ一色でしたね
この当たりからはドキュメンタリーが
やるのでしょうね
たのしみですね〜って
エンターテイメントじゃないっつーの!
カルロス・ゴーンの現在
カルロス・ゴーンは2019年12月31日の夕方に
母国レバノンの首都ベイルート国際空港に到着し
ベイルートの自宅に暮らすことになりました
2020年8月4日に発生したベイルート港爆発事故において
ゴーンと妻のキャロルは無事であったが
逃亡先の住居は破壊されたといわれています
ただしカルロス・ゴーンは現在妻のキャロルとともに
国際手配されていますのでレバノンからは出国できません
その上に現在レバノンは経済危機に見舞われていて
世界最悪と言われる状態だそうで
レバノン当局がカルロス・ゴーンを逮捕しないのは
レバノンは投資家としてのゴーン氏に
音があるからとか
司法取引があるからなのでしょうが
国際通貨基金の管理下に置かれることが確実といわれる
レバノンにおいて
国民感情からいってもお金持ちの立場は危うい・・・
レバノンに逃れて安心しているのかと思ったら
そうでもないようですね・・・
カルロス・ゴーンの裁判
zakzakより
刑事訴訟法よると、
「本人が日本に帰国しなければ公判は開くことができない」
ということになっており
裁判は進んでいません
2018年11月の最初の逮捕で
同じ容疑つまりゴーンへの報酬の操作の件
で逮捕されたグレッグ・ケリーは日本に残されていて
2018年の12月に7000万円の保釈金により保釈
2020年9月15日の初公判で無罪を主張
2021年9月29日求刑
2021年10月27日最終弁論
判決日は未定だそうです
この1件で無罪が認められると
カルロス・ゴーンの罪のうちの1つは
無罪になる可能性がありますね
まとめ
カルロス・ゴーンは日本の司法から逃れて
レバノンで悠々自適に暮らせているのかと思っていましたが
実際には捜査網は確実に縮められていて
コロナも重なって逃げ場がない上に
逃亡先の国がヤバいっていう
最悪の状態になりつつあります
犯した罪は償わなくてはならないのでしょうが
NISSANにとっては大恩がある人ですし
一生懸命日本の企業のために働いてくれた
おじいさんが
罪も確定していないのに
拘置所で何ヶ月もひどい扱いを受けるというのは
胸が痛いものです
グレッグケリーだって7000万円のお金がなかったら
3年以上拘置されて
無罪判決が出たって禁固刑うけてたようなことになります
いつか自分の身に置きてもおかしくないわけで
この制度は見直したほうがいいと思うな〜
最後までお読みくださり
ありがとうございました