女子サッカー元日本代表の
横山久美選手が、
トランスジェンダーであることを公表しました。
「将来は男になりたい」
という衝撃的なセリフ。
男になるのが今じゃだめな理由を含め
気になります。
一部の手術を既に済ませているという
彼女(彼)の現在の状況を、
一緒に見てみましょう。
横山久美のジェンダーと性格
生年月日:1993年8月13日
出身地:東京都
身長/体重:155cm/54kg
所属チーム:ワシントンスピリット
ポジション:FW・MF
なでしこJAPANとして活躍し、
現在はアメリカワシントンでプレーする横山選手。
今回なでしこJAPANの永里優季選手の
Youtubeチャンネルで、
トランスジェンダーであることを公表した背景には、
海外でのトランスジェンダーへの意識の
寛容さに触れたことで
自分の中で大きく変わったことがあるという。
動画の中で、
「小さい頃から性格は男っぽく、
幼稚園の頃から髪が長いのが嫌で、
小学校に上がってサッカーを本格的にやるとなった時から
髪はずっとショートにしている」
本人はよく覚えていないようなのですが、
「5歳の時に七五三で着物を着せられたのが
嫌で嫌で3・4時間泣きじゃくって
もう7歳は絶対にやらない」となったそう。
これは性アイデンティティーが違う場合は
よくある話ですよね。
逆もそうだけど、
女性らしい格好とか
男性らしい格好とかを
嫌がる。
でも
嫌がる人がすべてトランスジェンダーなのかと言うと
そんなこともなくて、
そこが難しいところ。
「男の子っぽい女の子」
なんていくらでもいて、
どちらにしても
本人がどう思うかを
大事にしてあげたいですよね。
私個人は、
自分の子ども達が
もしそういう事になっても、
生きづらくないようにしてあげたいというか
お母さんだけは一番に受け入れてあげたい。
と思って、
性別の意識を押し付けることがないように
注意して子育てしています。
そんな自分は理解がある方だと思っていたけど、
今回の動画の中で
横山選手が
「今でもなんで男になりたいのかわからない」
と言ったんですね。
すごく正直な表現です。
私は今まで
性同一障害っていうのは比較的早い段階で
自分は間違った性別で生まれてきた。
と確信するものなのだと
思っていました。
でも
当事者にとって、
必ずしも確信などないのだと
いうことがわかって、
眼から鱗でした。
考えてみれば
そうかも知れません。
自分が女の体で生まれてきて、
ずっと女性として生きてきたのだし、
女の子が好きになったからって、
そういう女性もいるわけだし、
男っぽい性格であることと
性アイデンティティーが男性であることは
違うと言えば違う
本当にどんなことだってそうだけど
みんな違うんだよね。
性同一障害の人が
全員おんなじじゃなくて、
許容できる範囲は
みんな違う。
人間はカテゴライズして安心したいものだけど、
目の前の一人ひとりに、
きちんと向き合って行くという姿勢が、
誰に対しても
どんなときでも
求められているとおもいます。
ジェンダーレスな2人はこちら↓
手術はどこまで
女性らしくするのが嫌だと言っても、
生理は来るし
胸は大きくなる。
横山選手もそれはそれは嫌だったそうです。
幸い生理はあまりきちんとこない方だったようですが、
それはトランスジェンダーだからではなく
スポーツ選手あるあるですよね。
体が飢餓状態にあると
生理はきちんと来なくなるものですので、
横山選手にとっては
良かったのかもしれませんが、
女子スポーツ選手の
無月経については
配慮が必要とされてきています。
胸は
20歳になった時、
成人して自分1人の決断でできるとなって、
ソッコー
手術でとったそうです。
やっぱり手術したとなると
本当に嫌なんだな〜って思いますよね。
そこまでなんだ〜って。
ホルモン療法とかも本当はしたいんだよね。
だけどそれは
サッカー選手として無理なんだそうです。
ドーピングになっちゃうから。
なるほど。
だからサッカーを辞めてから、
将来男性になる。
なんですね。
サッカーは勝手にやめられないんだって。
それは契約とかの話だと思いますけど、
同じような人が女子サッカー界にはたくさんいる。
と横山選手はいいます。
男性になるためにサッカーを辞めた人
胸をとってサッカーを続けている人
公表している人
隠している人
みんなそれぞれの選択があるようですが、
横山選手は、
同じように胸をとって公表している選手がいて
その人のそういう生き方を、
格好いいとおもうのだとか。
いいですよね。
いいと思います。
全身全霊で肯定します。
女性の体で心が男性のサッカー選手は
いろいろな葛藤はあれども、
女性のままなら活躍できて、
男性化すると競技を続けられない。
男性の体で心が女性の重量挙げ選手は、
体を女性化して競技に出ても、
批判を受ける。
昔からきっとこういう人たちは存在したわけで、
公にできるようになった分
スポーツ界も進化していかないといけなくて。
今は過渡期なので混乱もありますが、
みんなが寛容に
スポーツを楽しめるようになればいい
それだけですよね。
男性になるための条件について詳しくはこちら↓
支えてくれた彼女の存在
「いままでも女の子と付き合ってきた」
そうですが、
現在も彼女がいます。
彼女と付き合っていく上で
隠していくのも難しいと感じる。
「性別変えても変えなくても
どちらにしても生きづらいし、
どっちでも
ありのままの横山選手が好きだ」
と言ってくれた彼女に
すごく感謝しているという。
オープンにしてもいいっていう
勇気をくれたそうです。
そうだね。
彼女だって、
トランスジェンダーと付き合っているっていうことで、
変な目で見られるということも
あるはずです。
愛ですね。
いい彼女つかまえましたね。
素敵です。
すごくかわいい美人さん。
Tiktokに2人の動画をのせているそうで、
今回のカミングアウト動画も
載せていました。
これから2人でやっていきたいという
Youtube チャンネルも
必見です。
2013年にニュージーランドで同性婚を認める法案が出来たとき、賛成票を投じた1人のおじさん議員が議会で語った内容。
当時も世界中で賞賛されたスピーチ。知らない若い人に向けて。 pic.twitter.com/3acOEvHhKN— ブルドッグ (@Bulldog_noh8) November 25, 2017
まとめ
公表した横山久美選手にとっても
大きなことですが
彼女にとっても
すごく大きなことですよね
愛する人に支えられて
一緒に歩んで行けるパートナーが
いるということは
本当に尊いことだし
素敵だと思います
ええなあ〜
最後は若いカップルの
これからを応援したい気持ちになりましたね
誰もがいろんな生きづらさを
抱えて行きていると思いますが
お互いに寛容な態度で
尊重し会えれば
良い世の中になっていくに違いありません
最後までお読みくださり
ありがとうございました