横山久美が男性になるには?サッカー引退が必須でも将来は日本で結婚できる!?

アメリカで彼女である、なみさんと結婚し将来は男性になりたいと宣言している、
女子サッカー元なでしこジャパンの横山久美さん。
将来ってなぜ今は男性になれないのか。
男性になると何が変わるのか。
日本で結婚はできるのかなど
気になります。
調べてみました。

男性になるとは?


Getty Imagesより
日本では女性として生まれた人が戸籍上の性別を変更するためには、
いくつかの要件を満たして、裁判所に申立をし、許可を貰う必要があります。
その要件は

  1. 二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること
  2. 20歳以上であること
  3. 現に婚姻をしていないこと
  4. 現に未成年の子がいないこと
  5. 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること
  6. 他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること

裁判所HPより

③現に婚姻をしていないこと
とは、
女性として男性の配偶者と法律婚をしていない
という意味なので、
アメリカで同性婚をしていることは問題にはなりません。
⑤と⑥はいわゆる性転換手術を済ませていること
を示します。
これには多額の費用と手術によるリスクが伴います
なぜここまでしなくてはならないのでしょう。
甚だ疑問です。
なぜ生殖機能を奪うことが条件なのでしょう。
なぜ見た目を寄せるために、ち○ち○をつけなければならないのでしょう。
そこは本人が納得できればいいんじゃないでしょうかね。
人権侵害だし、それこそセクハラでしょうよ。
ハードルが高すぎて納得できないですね。

横山久美が男性になるには?


Getty Imagesより
横山選手に限らず、大変なのは手術の部分です。
ただ、乳房と子宮と卵巣を取ればいいだけではないようです。

性別適合手術:女性から男性へ

  1. 乳房切除術
    乳房の大きさや下垂の程度によって術式がかわります。乳頭縮小も行います。
  2. 子宮卵巣摘出・膣閉鎖術
    女性機能を失います。乳房切除と同時に婦人科チームにより行われることがあります。
  3. 尿道延長術
    陰茎形成を前提として尿道を長くします。
  4. 陰茎形成術
    施設により異なりますが、腕やふとももなどから皮弁を採取し、筒状にして陰茎を形成します。尿道も作られるので、立ったまま放尿が可能となりますが、勃起機能までは困難です。再建方法によってはある程度の知覚が付くことがあります。
  5. その他
    男性ホルモン療法により月経は停止し、ひげ・体毛が生え、声は低くなり、筋肉質になりますので、低い身長を除いては外見上全く男性と見分けがつかないほどになります。

日本形成外科学会HPより

横山選手は20歳になった時点で
①の手術は受けています。
胸を取るのなんて、女性は絶対にしません。
傷も大きく、痛みを伴いますが、それでも取りたいのはやっぱり男性だからですよね。
それで十分じゃないですか?
更にいえば
生殖機能だけなら、子宮と卵巣をとったら完全に失います。
膣の閉鎖
尿道の延長
陰茎形成
必要ある!?
もちろん、本人はそうしたいとは思います。
完全な男性の体が欲しいのは当然です。
でも、リスクと費用と体への負担がめっちゃ大きすぎませんか?
社会的に性を変えて生活する2人の男性を取り上げたテレビで、


男性に性を移行した元女性のATSUSHIさんと杉山文野さんの2人。そんな2人が性別適合手術を受ける。杉山さんは「僕たちは”変わる”のではなく”元に戻りたい”という感覚なので、適合するという形」と、手術では胸だけを切った。一方、ATSUSHIさんは8年前にタイのバンコクで手術を受け、胸と子宮と卵巣を摘出。顔はノー整形。手術では生殖器を付けることもできるが、リスクが大きいため付ける人はあまりいないという。
現在も男性ホルモンの注射を2~3週間に1本定期的に打たないといけないが、料金は2000~3000円くらい。ATSUSHIさんは別の薬もあって、3~4ヵ月に1本で3万円ほど。これを怠ると更年期になったり、ホットフラッシュになったりするそう。
杉山さんは、男性ホルモンの注射により「結構ハゲちゃった」ことがあり、父親に勧められた頭皮クリニックで治療したところ、全身の毛が濃くなってしまったそう。それでもホルモン注射を打たなければ生理がきてしまうため、「ハゲか生理か忙しい(笑)」と語る。

テレ東プラスより

ふたりともどうみても男性。
それで十分ですよね本当に。
横山久美さんに話を戻します。
横山久美さんの顔貌や体つきが女性的なのは、
⑤のホルモン療法を行っていないからです。
これはスポーツ選手としては絶対にできない治療です。
その理由は
この治療はドーピングそのもの
だからです。
それゆえに、横山久美さんはサッカーを続けることと男性になることは同時に出来ず、
”将来”つまり”引退後”でなければ男性になれないということなのですね。

 実は、結婚するまでは「そろそろ、サッカー選手を引退してもいいかな」と考えていたのだという。それを踏み止まらせてくれたのは、彼女の言葉や存在だった。 「年齢も年齢ですし、結婚する以上は相手や、相手の家族に対して責任を持たないといけない。彼女からも『まだ(サッカーを)やってほしい』と言われているので、もう少し頑張りたいなと。なにより、自分自身がサッカーをしている姿を彼女に見せたいので。今季、チームが優勝しましたが、まずはその時に間近で見せることができたのはよかったなと思います」

NUMBER webより

本人も辛いところですね。
また、横山久美さんの「男性になる」とは
ホルモン治療をすることを意味しているということがわかります。
体の手術をどこまでするかはわかりません。

将来は日本で結婚できる?

日本で結婚するには現在のところ戸籍を男性に変える必要があり、
そのためにはホルモン治療とさらなる大手術が必要です。
でも、それができれば結婚ができます。
また、現在は同性婚の議論も活発化していて
そう遠くない日に日本でも同性同士の結婚が認められるのかもしれません。
わざわざリスクのある手術を受けなくても、
ホルモン治療で見た目を男性にすることや、
社会的に男性として生きることは出来ますし、
前述のATSUSHIさんと杉山文野さんも、それを待っているのかもしれません。

2023年までに同性婚の法制化できるといいですね。
 

まとめ

横山久美さんが男性になるには
ます最初にサッカーを辞めること
が必須になるなんて、なんとも辛い職業です。
あれだけの才能がある人で、サッカーをやれる間はやってほしいと思ってしまいますが、
本人も複雑なところでしょう。
素敵な奥様と、仲間に支えられて幸せに過ごせているなら本当に何よりです。
もう少し、活躍がみられることも嬉しいですね。