2021年12月18日。
長女であり一人娘である沙也加さんを亡くした
俳優神田正輝さん。
今日は彼女の遺体と対面するために
札幌入りしたことが報じられました。
突然の訃報に日本中が衝撃を受けましたが、
一番ショックを受けているのは、
ご両親である神田正輝さんと松田聖子さん。
お二人の現在予定されているお仕事と近況を調査しました。
神田正輝の近況
スポニチより
生年月日:1950年〈昭和25年〉12月21日(70歳)
出身地:東京都
身長:178cm
神田正輝さんはかつての石原プロモーションの所属。
故・石原裕次郎に可愛がられ、彼を慕い長い間俳優として活躍していました。
1987年に石原裕次郎が亡くなり、
2020年に渡哲也が亡くなり、
石原プロモーションが解散した後、
新事務所を立ち上げた舘ひろしさんとは対象的に
神田正輝さんは芸能事務所に所属せず、フリーとして活動してます。
そうはいっても個人事務所もなく、
公式サイトもなく、新しい仕事を受ける気は無いようで、
現在の仕事は1997年から続いている
生放送番組『朝だ!生です旅サラダ』のメインMCの仕事のみ。
長年司会を担当している『朝だ!生です旅サラダ』のギャラが1本80万円とされており、月に320万円の収入で十分にやっていけるとの理由と、また加齢により台詞を覚えられないとの本人の事情もあり、石原プロ解散後は俳優業はほぼセミリタイアの状態にある。
Wikipediaより
神田沙也加さんが亡くなった12月18日にも
同番組の生放送に出演していて、放送終了後に、
沙也加さんから電話があったとも報じられています。
その直後に沙也加さんは帰らぬ人となったようで、
神田正輝さんのお気持ちを考えると胸が痛みます。
神田正輝の今後の仕事
公式サイトより
今後の仕事といっても、土曜日の生放送『朝だ!生です旅サラダ』のみ。
次は12月25日の放送となりますが、現在のところ
番組HPに変更のお知らせはありません。
が、
生放送ですし、精神的に負担が大きすぎます。
25日は神田正輝さんはお休みになるでしょう。
予定通りに出演なさることが発表されました。(追記)
明るい爽やかな旅番組ですので、
共演者の方々もカメラの前で笑顔を作らなければならないのはとてもつらいでしょうね。
さらに今後のことを考えても、1997年から15年近くMCだったわけで、
神田正輝さんを降板させて番組が続くとも考えづらいです。
旅サラダファンも多いですから、
同じ枠で別の旅番組になるでしょうか。
そして神田正輝さんは、『旅サラダ』だけでも生活には困らないとのことですが、
仕事をしなくても、困らないくらいの蓄えがあるのではないでしょうか。
それでも仕事をしている方が気が紛れるということもあるかもしれません。
70歳で、こんなに悲しいことになってしまって、
すぐにカメラの前に立たなければならないようなことはないと思います。
決して無理せずに、ゆっくりとお休みしてほしいです。
25日の旅サラダに予定通り出演するそうです。
火葬にきちんと立ち会うことが出来て、早くも「否認」のステージはクリアしたということなのでしょう。
それでも、癒えぬ悲しみを抱えても、仕事に向かう。
プロフェッショナルですね。
神田さんの決断を見守り、サポートしていってくれる人がいるのでしょうね。
心から応援します。
松田聖子の近況
公式サイトより
生年月日:1962年3月10日(59歳)
出身地:福岡県
身長:160cm
松田聖子さんは2020年にデビュー40周年を迎えた、
現役のアイドルです。
新型コロナウィルスの影響で出来なかったのがやっとできるようになり、
12月19日にグランドプリンスホテル新高輪で予定されていた
ディナーショー
と
12月23日〜26日にホテルニューオータニ大阪で予定されていた
クリスマスディナー&コンサート
が中止されました。
キャンセルになったディナーショーの振替公演として、
本日東京・グランドプリンスホテル新高輪で
ディナーショーを開催し、復帰しました!
4ヶ月足らずの活動再開で、涙を抑えられなかったそうです。
もっと休んでもいいのに。
そして12月31日には
NHK『紅白歌合戦』に25回目の出場が決まっています。
「聖子さんの心痛は深く、今すぐに判断できる状態ではないでしょう。NHKとしても慎重に待つ方針のようで、ぎりぎりの判断になりそうです。
心配なのは、人一倍責任感の強い聖子さんが、無理をしてしまわないかということです。トリを務めたこともある聖子さんは、紅白にとって大切な存在ですが、今は何より聖子さん自身の心痛を考慮すべきだと周囲は考えています。なにより、紅白は聖子さんと沙也加さんの母娘にとってとても思い入れの強いものですから」
松田聖子と神田沙也加さんは、紅白で2度の母娘同時出場を果たしている。1度目は2011年、母娘共演で坂本九さんの「上を向いて歩こう」を歌唱した。松田の年越しコンサートが行なわれた東京体育館からの中継で、沙也加さんは初出場とは思えぬ伸びやかな歌声を披露し、松田も感激した様子だった。 ただ、それ以上に2人にとって思い出深いのが、2度目の共演となった2014年の紅白だろう。
「この年、映画『アナと雪の女王』の日本語吹き替え版でヒロインの声を担当し高い評価を得た沙也加さんは、紅白に出場し映画の曲を堂々と歌い上げました。前回は『聖子さんのおかげで出場できたのではないか』という声も少なくなかった沙也加さんですが、2度目は完全に独り立ちしたスターの佇まいでした。 これに誰より感動したのが聖子さんで、アメリカで事前収録した愛娘の歌唱シーンをスクリーンで見て涙を流し、主題歌を出場歌手たちが大合唱する場面で娘との共演が実現してまた涙と、人目も憚らず泣きじゃくっていました。 聖子さんにとって紅白は娘との思い出が詰まった大切な場所。それだけに出場の判断はとても難しいものになるはずです」(同前)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e52aa5067098112db19b6bbeea7f5c80db8bf2ff
紅白歌合戦も生放送ですから、
カメラの前に立つ松田聖子さんを思うと
涙がでてきてしまいます。
四十九日も過ぎない段階で、
誰もそれを望んではいません。
無理しないでほしいです。
紅白歌合戦への出演は正式に辞退されました。
責任感から無理して出場するとの話もありましたが、
責任感から周囲に迷惑がかかると辞退されたそうです。ただ、わがままになってもいいのに。
ご自愛下さい。
松田聖子の今後の仕事
2020年と2021年は40周年ということもあり、
2年連続で
- ニュー・アルバム
をリリースしています。
歌手としても人気が衰えていないので、
ファンの期待や
個人事務所とはいえ、社員の生活もありますし、
どこまでお休みできるのかが心配です。
松田聖子さんは人一倍責任感が強いとのことですが、
誰しもが、聖子さんの心に寄り添いたいと願っているはずです。
無理しちゃだめですよ。
2人の芸能界引退の可能性は?
それは、2人が今後悲しみのプロセスをきちんと踏んで、
立ち直っていくかどうかにかかっています。
無理に気丈に振る舞ったり、
悲しみを封じ込めたり、
平気なふりをしたりするのは逆効果なのです。
その理由はいかに示します。
今後の2人に訪れる悲しみのプロセス
昔から子供が親よりも先になくなるのは
『逆縁の不幸』といって
その死を受け入れられない親は、とてもつらい思いをします。
悲しみを受け入れられずに、火葬やお葬式にいくことが出来なかったり、
気持ちの区切りをなかなかつけなかったりします。
これから起きる心の変化を本人たちも周囲の人達も知ってほしいと思います。
それは
キューブラー・ロスの「悲しみの5段階」
「悲しみの5段階」とは、ドイツの精神科医であるキューブラー・ロスが確立した精神プロセスです。ロスは200人もの末期がん患者と面会し、死を告知された本人や家族がどんな精神的段階を経ていくのかを明らかにしました。5つの段階について、詳しく解説しましょう。
・否認
まずは、死を否定し、受け入れないという心の動きがあります。具体的には、告知された本人は告知を受け入れられず、家族は亡くなった人の部屋を片付けられない、火葬できないができないなどといった事態が発生します。
・怒り
次に、「どうして自分だけがこんな目に合うのか」「自分がもっと適切な対応をしていれば、死ぬことはなかったのでは」など、他人や自分、運命に対して怒りがこみ上げてきます。実際に怒りを他人にぶつけることも、少なくありません。
・取引
取引とは、「何とか死を免れたい。そのためなら何でもする」などと、神仏にすがる段階です。スピリチュアルに没頭する人もいるようです。
・抑うつ
何をしても死という現実から逃れることはできないのだと感じると、希望をなくし、抑うつ状態に入ります。どんなことをしても楽しいと思えない、何にも集中することができないといった時期が続きます。
・受容
悲しみを感じながらも、最終的には、死を受け入れていきます。そして次第に日常生活ができるようになっていきます。また、家族も思い出とともに愛する人の在りし日の姿を振り返ることができるようになっていきます。
この過程には長い時間を要します。
症状も行ったり来たりして、受容できたと思っても、
また抑うつや怒りが戻ってくることもあります。
こんな専門的なことを持ち出さなくても、
そう簡単に笑顔の日々を取り戻すことが出来ないのは
容易に想像がつきます。
皆が優しいまなざしで見守っていくことが
とても大切です。
芸能界引退も、考えたっていいと思うし、
また活動したくなったらできるといいですね。
まとめ
今はまだ娘の死を受け入れられない「否認」と
自分や、運命、周囲の人たちに対する「怒り」
の段階です。
この後は「抑うつ」
当たり前です。
あまりにも悲しすぎる。
二人の心痛が癒える日が
一日でも早く来ますように
お祈りしています。